応募者の⽅へ 〜代表からのメッセージ

「仲卸」「小売」「飲食」立体的な3つの視点で
食の新たな感動を創造します。

代表取締役社長 加藤信明

横浜で100余年続く、フルーツの「⽔信」

当社の創業は1915年。私の祖⽗である先代の加藤信明が、「⽔菓⼦屋※の信ちゃん」と呼ばれていたのが、「⽔信」の名前の由来です。

バナナ問屋としてスタートした⽔信は、戦後のバナナ輸⼊で商売を伸ばし横浜駅前に⻘果店とパーラーを出店。その後、飲⾷や⼩売の店舗数も増え、「仲卸の⽔信商店」「⼩売の横浜⽔信」「飲⾷の⽔信ブルックス」という3業態に分社化して現在の⽔信グループに⾄ります。

おかげさまで2015年に創業100年を迎えた⽔信グループは、フルーツの⽼舗として⻑きに亘り皆様にご愛顧いただいております。

※「⽔菓⼦」は果物のこと。

さまざまな視点を持つ強みと⾯⽩さ

⽔信が100年企業として続いてこられたのも、社員のおかげ。働く⼈のポテンシャルが⾼く、⻑く頑張っ
てくれるからこそ、歴史のある会社になれたのです。

また、⾷に携わる企業として、⻘果の⽣産の現場から消費者に届くまで、⼀気通貫で関わっているのが当社の強み。いろいろな⽴場に⽴った視点を持つことで、⽴体的な物の⾒⽅ができるようになる。そこから、当社にしかできないことが⽣まれるのだと思います。

⽔信では、たとえば⼩売だけの⼀業種でなく、いろんな業種をまたいでいけることが、他社にはない⾯⽩さです。もちろん、⾃分の得意なスキルを極めることもできますが、希望があればいろいろな経験を積むことができます。

スタッフの共通項は「実直さ」。居⼼地よい職場環境

当社は離職率が低いのが特徴。また、⼀度やめた⽅でも、いわゆる出戻りで再度⼊社される⽅もいます。
スタッフどうしのコミュニケーションも良好で、職場としては居⼼地の良い環境だと思います。

また、特に仲卸などは⻑年勤務していただいている年配の⽅が多かったのですが、定年される⽅も増え、世代交代が進んでいます。

社員、スタッフはみなさん個性豊かですが、共通しているのは仕事に対するまじめさ。勤勉さがあり、実直な⽅が多いと思います。

これから求められるのは
専門的スキルだけでなくお客様視点で発想できる柔軟な力。

幅広い経験を積める魅⼒的な環境

⾷材に対して興味を持っている⼈。さらに、⾷にまつわるあらゆることに興味を持つことができる⼈に、ぜひ当社で活躍していただきたいと思います。また、飲⾷では、若い世代にアプローチできるSNSを通じた情報発信⼒、今までのメニューに新たな付加価値をつけることができるような発想⼒など、専⾨的スキルだけでなくお客様の視点で考え⾏動のできる、柔軟な⼒を求めています。

最近は社会⼈としてのモラルを⽋いた⾏動をネットや報道で⽬にすることもあり、教育の⼤切さを痛感します。現場でお客様に対応するスタッフが何を伝えられるかは、ちゃんとした情報をもっていなければできないこと。そのために、研修や体験などさまざまな機会を設けて、学んでいただきます。

当社ならではの幅広い業種を経験できる環境で、将来的には、オーケストラでいう指揮者のような役割、ジャンルをまたいで仕事をプロデュースできるような⼈材が育ってくれることを期待しています。

⼀つの価値を2倍3倍に⾼めていく

当社が⽬指しているのは、「三位⼀体の連携による感動の創造」。「仲卸」「⼩売」「飲⾷」という3つの部⾨が三位⼀体となることで、点や線でなく、⽴体(3D)的な視点でとらえることが、感動という価値を創造するカギであり、⽔信の強みです。

当社では、昨年から部⾨をまたいだ⾷材の提案会を始めました。仲卸から飲⾷・⼩売への⾷材の提案、逆に飲⾷店舗から新たなメニューの提案や素材のリクエストをすることで、いろんな気づきが⽣まれています。

各部⾨がそれぞれの業務のことだけ考えるのでなく、社内で共通⾔語をもってやっていくことで、⼀つの⾷材の価値を2倍にも3倍にも⾼めていける。個々の部⾨の情報をまとめられれば、本当に⾯⽩く価値あるものが⽣み出せるということを実感しています。

新店舗と社会貢献の新たなチャレンジ

来年、今までの⼩売とは全く違うコンセプトの新店舗を、横浜でオープンする予定です。全国の47都道府県すべてをまわってスタッフが選んだ⾷材を、毎⽉4エリアずつ順に取り上げて紹介していくショップで、店舗には飲⾷コーナー(パーラー)を併設し、旬の⾷材を使ったメニューもお出しします。

今までの流通に乗らなかった新しい⾷材を紹介していくことで、消費者に驚きと感動を味わっていただく。⽣産者の⽅にとっては商品を知ってもらうことで販路を広げていただく。⽔信が橋渡しすることで、両者の暮らしや未来をより豊かなものにできるような、当社のアンテナショップの役割を担う店舗を考えています。また、上記の新店舗以外にも、フルーツをフルコースでお楽しみいただけるレストランなど、飲⾷を含めた新規店舗の出店を計画中です。

今後は、持続可能な開発⽬標(SDGs)としての環境問題への取り組みも視野に⼊れ、新店舗はもちろんのこと、既存各店舗でのゴミの問題、プラスチックの削減、フードロスへの取り組みなどを通じて、⾷に関連する企業としてできる社会貢献を進めていきます。

⽔信グループの⽬指すもの

100年企業としてまず⼤切なのは、その次の50年の結果をきちんと残していける基礎づくり。先の読めない時代の中で、⽇々の業務や研修、現地視察などの実体験を通じ五感で感じとって得た経験値と、野菜ソムリエの資格取得等による知識の吸収により、⾷のプロ集団となることを⽬指していきます。その上で、知恵をしぼり、今までにない新たな付加価値を⾒出していく。その付加価値を求めているお客様へ、最⾼の商品・サービスを提供していく。それこそが、私たちの企業価値であると考えています。