パティシエにはスキルも必要ですが
「食」への興味や楽しむ気持ちが
とても大切です。

PROFILE:
つばき・れい 株式会社水信ブルックス 水信フルーツパーラー勤務、主任パティシエ。2020年入社。

仕事の内容を教えてください

水信フルーツパーラーの店内メニュー(フルーツサンドやパフェ、食事系のサレメニュー、デザート)の仕込みと調理、ケーキショップの商品の製造を担当しています。また、商品の開発も並行して行っています。

今の仕事にどのようにして就きましたか

幼いころから料理を作るのが好きだったのが、今の仕事につながっています。
学生時代にアルバイトで飲食業で働いていたこともあって、高校卒業後の進路として飲食業への就職を希望して、東京のフルーツパーラーに入社しました。本当は洋食を作ってみたいという思いがあったのですが、飲食関連の求人ということで入社を決めて、その会社で11年間パティシエの技術を一から教わり、店長などを任されていました。

水信フルーツパーラーの募集はホームページで見て知ったのですが、高級感のある店舗でさらなるレベルアップができるということと、前職での経験がそのまま生かせる仕事だと思い、応募しました。

パティシエの仕事で必要とされるスキルは何ですか?

フルーツパーラーでは、食材のカット技術、鮮度の見極めと保持の技術が必要です。
水信フルーツパーラーで提供する上質なメニューには、素材自体も高級で品質の高いものを使用しています。その発注を行ったりフルーツの熟し方や状態をチェックしたり、飾り方なども知る必要があります。

また、スキルということではありませんが、食に対して興味を持ち作ることを楽しむ気持ち、やってみたいという向上心も、とても大切なことだと思います。自分は普段から食べ歩きで他店を見るなどして参考にしています。

仕事のやりがいや面白さはどこですか

一つの食材でもたくさんの品種があり、味・食感・特徴はさまざま。その食材をどのように組み合わせたら美味しいものになるのか、無限に考えやイメージが広がっていき、試したいことがたくさんあります。
これだけでも面白さ、やりがいはあるのですが、商品という1つの形になった時は、もっと大きなやりがいを感じられますし、そこが仕事の楽しさ、面白さにつながっています。

仕事で実現したいことは、飲食店では日常やっていかなければならない当たり前のことではありますが、新たな商品を生み出していきたい。この会社だから、この店舗だからこそできる、ここだけにしかできない商品を作ることです。

今まで作ったもので好評だったのは、週替わりのキッシュ。そのほか、プラムやいちぢくを使ったパフェは、赤ワインやシャンパンといった洋酒をきかせて、お店の雰囲気に合わせた大人の味わいが美味しいと評価をいただきました。 今後もお客様に美味しいと笑顔になっていただける、いままでにないもの、新しいものを作っていきたいと思っています。

大変な点や苦労する点はどこですか

フルーツも野菜も、食材は全て生き物と同じ。たとえば、食材の鮮度は、日々の天気一つとっても変わってきます。
だから、届いたフルーツをいかに見極めて使うことができるか。どんな熟度・状態が、どんな温度等の環境が、その食材にとって最高のパフォーマンスを発揮できるものなのかを、日々考えています。

また、仕事上の立場で人に何かを伝えなければいけない機会が多いのですが、人によってそれぞれ受け取る感覚が違うのが難しいところです。接し方や伝え方を変えて、よりわかりやすく伝わるように考えています。

職場の雰囲気はどうですか?

オープンな雰囲気で、楽しい事も悩んでいることも、いろんなことを仲間に話せるような環境。人のこと、相手のことを大切に想うことのできる、熱い仲間たちです!
食べ物を作ること、食べることが好きな人ばかりなので、食についての情報交換も盛んです。

入社を目指す方へのアドバイスをお願いします

まずは食に興味を持っていて好きな人、向上心のある人が、パティシエに向いていると思います。
「好き」ということはモチベーションにつながります。

水信は、食べることでも作ることでも、「食」が好きな方が、楽しく仕事をしながら食の視野を広げられる、向上心を持ち続けていける会社だと思います。

一つのことにとらわれず、新しいことに積極的に取り組んでいける。そのような方に、ぜひ来ていただきたいです。
一緒に働ける仲間を待っています!