先輩・後輩の枠を超えて
それぞれの持つセンスを生かせるのが
パティシエの仕事です。

PROFILE:
はすぬま・たけし 株式会社水信ブルックス 水信フルーツパーラー勤務、商品開発部長、パティシエ。菓子製造技能士2級/パン製造技能士2級、2018年入社。

仕事の内容を教えてください

水信フルーツパーラーRABO、水信フルーツパーラー各店の立ち上げから携わり、新商品開発、スタッフ育成、売上管理、原価管理などを行っています。現在はこの2店舗と、鉄板焼きレストラン知喜多・和(なごみ)のデザートメニューも併せて、責任者としてメニューを開発、大船店販売のフルーツサンドなど店頭販売の商品の品質チェックも行います。
業務が多岐にわたることもあり、何より、誰よりも早く丁寧に品質の良いものを作り上げていくことに注力しています。

今の仕事にどのようにして就きましたか

パティシエ中途採用の募集で入社しました。
前職は東京都内に職場があったため、自宅から近い地元の横浜で働きたいと思っていました。
製菓・製パンを学んで、就職したのがたまたまフルーツパーラーだったのですが、それがきっかけで興味がわき、フルーツが主役のデザートを作りたかったのと、前職での経験も生かせると思い、転職を決めました。

仕事のやりがいや面白さはどこですか

やりがいを感じるのは、やはり新らしい商品が評価されて、多くのお客様に喜んでいただけた時ですね。
それと同じぐらい、自分で開発した商品をスタッフに教え込んで、自分の手から離れていった時も、やりがいを感じています。子どもが独り立ちできた、という感覚かもしれませんね。
パティシエとしてお菓子を作るとき、だいたいは味の想像がつくものです。でも、フレッシュな果実を使うデザートや菓子は、フルーツを引き立てる味わいが必要とされます。そこが、すごく難しくて奥が深いんです。
水信はフルーツのスペシャリストが集まっている会社なので、そういう方々から日々学ばせていただいています。

いま目標にしているのは、「横浜と言えばコレ!」というような、オリジナル商品を作ること。横浜みやげとして、皆さんに必ず食べたいと思っていただけるような商品づくりを目指しています。

大変な点や苦労する点はどこですか

商品開発の仕事はゼロからのスタート。コンセプトの設定に始まり、様々に食材をあわせながら作り上げていきます。
現場の仕事もしながら商品開発をしているので、実はなかなか大変で、いいアイディアが思い浮かばないという時もあります。逆にお休みで趣味のサーフィンをやっているときに、ひらめいたりするんですよね。

パティシエには繊細な技術が必要ですが、特に商品を開発するうえでは色合いや食材の組み合わせのセンスが必要です。自分も他店の商品を日々チェックしていますし、職場内で情報を共有しあっています。
トレンドをつかんでそのまま使うのでなく、どのようにアレンジしていくか。人それぞれにセンスのポイントは違っているし、若い人にしかできないこともあります。
先輩・後輩・アルバイトさんという垣根なしに、良いものををどんどん採り入れていくことが大事だと思っています。

職場の雰囲気はどうですか

職場は10代~40代まで、年齢層はさまざまです。男女ともにいちばん多いのは20代ですね。年齢の幅が広いので、ときどきジェネレーションギャップを感じることもありますが(笑)世代に関係なく皆が楽しく話のできる関係です。経験者から、初めて飲食業で働く方まで、経歴もさまざま。でも、皆食べることや作ることが好きで集まっている仲間だから、自然とコミュニケーションが生まれます。

入社を目指す方へのアドバイスをお願いします

この仕事は、やる気とモチベーションがとても大切。だから、デザートが好きな人、作ることが好きな人、美味しいものを作りたいと思っている人なら、向いていると思います。

フルーツを使った商品を作るのは本当に奥が深い作業。難しい反面それだけやりがいを感じられる仕事です。
たとえ経験がなくても、デザートに興味がある、熱意をもった方に、ぜひ入社してほしいと思っています。

お客様が笑顔になり喜んでいただけるフルーツを使った商品を、ぜひ一緒に考えて創り上げていきましょう!