CSR(野菜チャンネル)

湯河原で300年以上続く柑橘農家「嵯峨沢農園」の新柑橘(H27.3)

2015年05月15日

神奈川県足柄下郡湯河原で300年以上続く「嵯峨沢農園」さんを訪問してまいりました。

「嵯峨沢農園」は海に近い、南向きの日当たり傾斜地にある段々畑で柑橘を栽培しています。石垣に覆われた水はけの良い環境で手掛ける品種は40種類位あり、毎年新しい品種にトライしているそうです。

本日のメインはこちら。これから品種登録される新しい柑橘についてです。

水信 野菜チャンネル 新柑橘

この品種は川野夏橙×春光柑の交配を17年余りかさねてようやく品種登録にこぎつけたそうです。見た目や味は川野夏橙という甘夏の在来種を母に掛け合わせている為、甘夏に近い印象ですが甘夏よりも酸味がまろやかで糖度が高く感じられました。また父である春光柑(文旦系)のさわやかな香りも特徴です。

この柑橘は常盤さんのオリジナル品種で収穫量は1t程度と未だ少ないですが、その分の希少価値が高い商品です。今後、甘夏の後継品種としての期待感があり、地元神奈川で生まれ育った柑橘だからこそじっくり丁寧に育成販売していきたいと考えています。

今回は、PR活動として品種名をお客様に公募したいと考えています。地元神奈川で生まれ育った新しい柑橘を生産者である常盤さん自身にお店で商品の紹介をしていただき、愛着心や安心感を深めると共に、新しい柑橘の注目度を集めながら少しづつ認知していただくのが狙いです。